東京五輪森会長の発言で思うこと

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台湾ライフを発信するために立てたブログですが、日本発のこんな国際ニュースが流れてきたので取り上げたいと思います。

[東京 4日 ロイター] - 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は4日午後、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」とした自身の言葉が波紋を広げたことを受け会見し、発言を撤回した。会長を辞任する意向は否定した。インターネット上や街では厳しい声が相次いでいる。

森会長は記者団を前に会見し、「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な発言だったと認識し、深く反省している」と謝罪した。辞任の意向を問われた森氏は「自分からどうしようという気持ちはない」と答える一方、「邪魔だと言われれば、おっしゃる通り、老害が粗大ごみになったのかもしれませんから、そうしたら掃いてもらえばいいのではないか」と語った。

前日の同会長の発言は国内外のメディアが報じ、ソーシャルメディア(SNS)上では女性蔑視との批判が広がった。

森会長は3日、日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会に出席。共同通信によると、「女性理事を選ぶっていうのは文科省がうるさく言うんです。だけど、女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言。「女性っていうのは競争意識が強い。誰か一人が手を挙げて言われると、自分も言わないといけないと思うんでしょうね。それで、みんな発言される」とも語った。

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もう、突っ込みどころ満載というか。

既に世の中は、「会議で意見を言わないのは出席していないのと同じ」であり、むしろ何でもいいから発言しろとも言われているんです。
会議を時間通り終わらせられないのは、議事進行役のファシリテータとしての能力が低いからか、会議目的が徹底されていないからであり、「参加者に女性が多いかどうか」は全く関係ない。
森会長は未だに、会議というものを形式的な承認セレモニーくらいにしか考えていないとしか思えません。

また、きっと反省もしていないはず。彼の過去の数々の失言や顰蹙発言を思い出しても、昔とまったく変わっていないから。
50代以上の皆さんなら、我々がまだ10代、20代だった頃の「常識」をよく覚えていらっしゃると思う。
社会人として会社に就職しても、女性の大半は25歳くらいまでに結婚退職するものでした。
男女雇用機会均等法が改正された後も、昇給、昇格する女性はごく一部でしたし、その理由に「女は感情に左右されるので冷静な判断ができない」という根強い偏見がありました。
昭和から平成、令和にかけて、女性という性別に対する価値観、偏見は少しずつ改善されてきたはずですが、森会長はこの間、ホモソーシャルな組織のボスとして、学ぶ機会もなく生きてこられたのでしょう。きっと、組織における「ダイバーシティ」なんていうのは最近のはやりで、有効性なんて疑わしいと思っていそう。
せめて、私的な場での発言であれば問題なかったのに。(むしろ、公私の別がついていなかった?)

今、日本の名前が出てくる国際ニュースはコロナとオリンピックだけといっても過言じゃありません。
加えて、日本はジェンダーギャップが恐ろしく大きい国だという国際的なイメージもある。

森会長は高齢でご病気もあり、これが最後の「奉仕」だという思いがとても強いんだと思いますが、今回のことは、もう何もなかったことにはできないところに連れて行かれちゃったと感じます。それもご自身の手で。
ちなみに筆者は、すでにオリンピックサッカー準決勝のチケットを払い戻しました。

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